ゼロから家計管理を始めるならこの組み合わせ【楽天 vs SBI×三井住友】
「証券口座の選び方比較」や「銀行口座・クレカの使い分け」の記事で、私が実際に使っている口座やカードの組み合わせを紹介してきました。今回は、第三者の立場で、これから家計管理をゼロから始めるなら、結局どの組み合わせを選べば失敗しないかを整理してお伝えします。
- 銀行・証券・クレカをバラバラに選んで損しないための考え方
- 楽天経済圏とSBI×三井住友経済圏、2つの鉄板の組み合わせ
- 自分がどちらのタイプに向いているかの見分け方
- たけるが実際に選んだ組み合わせとその理由
これから家計管理や投資を始める人は、まずは銀行口座やクレカを整理するのがおすすめです。そのうえで、相性のいい証券口座を開設するといいです。そこで、「結局、何をどう組み合わせればいいの?」という疑問に対して解説していきます。
結論から言うと、銀行・証券・クレジットカードは1つずつバラバラに選ぶのではなく、「セットで」選んでしまうのが一番シンプルで、あとから後悔しません。今回は数ある組み合わせの中から、実際に使っている人が多く、還元率やポイント連携の面でも安定している2つの「鉄板の組み合わせ」に絞ってご紹介します。
なぜ「組み合わせ」で選んだほうがいいのか
証券会社には、特定の銀行と連携させることで金利が優遇されたり、特定のクレジットカードで積立をすることでポイント還元率が上がったりする「セット」の仕組みがあります。以前「証券口座の選び方比較」の記事でも触れましたが、クレカ積立の還元率は証券会社とカードの組み合わせによって0.5%〜3.0%までかなり差が出ます。
バラバラに口座を開いてしまうと、こうした優遇を受けられなかったり、ポイントがあちこちに分散して結局あまり得をしなかったりします。これから始める方は、最初から相性の良い組み合わせで揃えておくのがおすすめです。
鉄板の組み合わせは2パターン
家計管理・投資・クレカ活用を1セットで考えるなら、次の2つの組み合わせが分かりやすく、実際に使っている人も多いです。
| 比較項目 | 楽天経済圏 | SBI×三井住友経済圏 |
|---|---|---|
| 銀行 | 楽天銀行 | ドコモSMTBネット銀行 (住信SBIネット銀行) |
| 証券 | 楽天証券 | SBI証券 |
| クレジットカード | 楽天カード | 三井住友カード(NL) |
| クレカ積立還元率 | 0.5〜1.0% | 0.5〜3.0% |
| 銀行との連携特典・メリット | マネーブリッジで普通預金金利優遇 | ドコモSMTBネット銀行は目的別口座を使うことで資金管理がしやすい |
| こんな人向け | 楽天市場・楽天モバイルなどをよく使う人 | コンビニ・飲食店の利用が多い人、総合力重視の人 |
楽天経済圏(楽天銀行×楽天証券×楽天カード)
楽天カードを日常の支払いにまとめ、楽天証券でつみたて投資、楽天銀行をハブにする組み合わせです。すでに楽天市場や楽天モバイルなど楽天のサービスを日常的に使っている人であれば、ポイントが自然にまとまりやすく、管理もシンプルになります。
メリット
- 楽天銀行と楽天証券を連携させる「マネーブリッジ」で、普通預金の金利が優遇される
- 楽天カードでの支払いをまとめることで、楽天ポイントが1か所に集約できる
- 証券アプリ「iSPEED」は注文・情報確認がひとつにまとまっていて操作しやすいという評価が多い
- 楽天市場・楽天トラベルなど、楽天のサービス利用でポイント倍率が上がる仕組みがある
こんな人におすすめ
- 楽天市場・楽天モバイル・楽天ペイなど楽天のサービスをすでに使っている人
- 証券アプリの見やすさ・操作性を重視したい人
- ポイントをひとつの経済圏にまとめたい人
(楽天カードが気になった方はこちらからどうぞ ※リンク準備中)
SBI×三井住友経済圏(ドコモSMTBネット銀行×SBI証券×三井住友カード)
SBI証券を中心に、ドコモSMTBネット銀行(旧住信SBIネット銀行)で資金管理をし、三井住友カード(NL)またはOliveでクレカ積立・日常決済をする組み合わせです。以前「銀行口座・クレカの使い分け」の記事でも紹介した、たける自身が実際に使っている組み合わせでもあります。
メリット
- クレカ積立の還元率が最大3.0%と、比較した証券会社の中でも高水準
- SBI証券は投信本数が業界最多水準で、商品の選択肢が豊富
- 三井住友カード(NL)はコンビニ・飲食店でのタッチ決済還元率が高く、日常使いでもポイントが貯まりやすい
- 銀行口座を増やしたくない人は「三井住友カード(NL)」単体、三井住友銀行も活かして口座連携特典を受けたい人は「Olive」を選べる(詳しい違いは前回記事で比較済み)
こんな人におすすめ
- コンビニ・飲食店の利用が多い人
- 投資の商品ラインアップ・還元率の高さを重視したい人
- Vポイントを貯めたい・使いたい人
(三井住友カードが気になった方はこちらからどうぞ ※リンク準備中)
たけるが選んだのはどちらか
私はSBI×三井住友経済圏を選びました。新NISAを始める際、総合力の高さでSBI証券を選んだのが最初のきっかけで、口座開設後にドコモSMTBネット銀行との連携が便利だと知り、さらに三井住友カードでのクレカ積立でVポイントが貯まることも後から知りました。家計用の口座とは別に自分のお小遣い専用の口座を持ちたかったので、もともと使っていた三井住友銀行を活かした「Olive」を選んでいますが、銀行口座を増やしたくない人は三井住友カード(NL)だけでも十分に恩恵を受けられます(詳しくは前回の比較記事で紹介しています)。
迷ったらこの3つで判断する
- 普段使っているポイント・決済サービスは何か → 楽天ポイント・楽天ペイが多い人は楽天経済圏、Vポイントが多い人はSBI×三井住友経済圏
- よく利用する店舗はどこか → 楽天市場での買い物が多いなら楽天経済圏、コンビニ・飲食店の利用が多いなら三井住友カード側が有利
- 証券会社に何を求めるか → アプリの操作性を重視するなら楽天証券、還元率の高さや商品数を重視するならSBI証券
まとめ
銀行・証券・クレジットカードは、バラバラに選ぶよりも「セット」で選んだほうが、ポイントも手間もまとまってシンプルになります。楽天のサービスをよく使っているなら楽天経済圏、コンビニ・飲食店の利用が多く還元率や商品数を重視するならSBI×三井住友経済圏、どちらかを選べば大きく失敗することはないはずです。まだ口座を作っていない方は、この記事を参考に、自分に合った組み合わせから始めてみてください。

