おすすめの節約クレカ4選【ポイントは1つに集約するのがいちばん効率がいい】
色々な種類のクレジットカードがありますが、「自分にとってどれがいちばんお得なの?」「できるだけポイントを効率よく貯めたい!」と思ったことはありませんか? ポイントを効率よく貯めるなら、自分の生活に合ったクレカを選んで、なるべく集約するのが良いです。
この記事では、ポイントを効率よく貯めるためのおすすめクレカを4枚紹介します。最も効率の良いクレカを選択し、損せず無駄なくポイントを貯める仕組みを作りましょう!
- ポイントが貯まらない理由
- 集約するカードを決めるときの、還元率の見方と決め方
- おすすめの節約クレカ4選と、それぞれに向いている人
- 4枚の還元率・経済圏を並べた比較表
- 支払いを1枚に集約する具体的な手順
- 使わなくなったカードを片付けるときの注意点
カードが分かれているとポイントの貯まりを感じにくい
まず、ポイントが貯まりにくい理由から見ていきます。
3枚に分ければ、ポイントも3つに分かれる
たとえば3枚のクレジットカードを使っているとします。還元率がどれも1.0%だったとしても、貯まるポイントは3種類に分かれます。
ポイントが分散してしまうことでいくつかのデメリットがあります。
- 有効期限に届く前に失効する(少額だと気づかないまま消える)
- 交換や利用の最低単位に届かない
- 使い道がバラけて、結局どれも中途半端に余る
- どこに何ポイントあるのか把握できなくなる
家計管理の面でも、カードは少ないほうがいい
これはポイントに限った話ではありません。カードの枚数が増えるほど、引き落とし日も口座も分かれて、支出の全体像が見えにくくなります。
私はマネーフォワードMEを無料会員のまま使っていますが、無料版で連携できるのは4件までです。メインの銀行口座・クレカ2枚・Amazonの4つに絞ることで、無料の範囲内におさめています。カードを絞ることは、そのまま家計管理のしやすさにつながります。
マネーフォワードMEの使い方はこちらで解説しています。→マネーフォワードMEの使い方完全ガイド
「還元率の高いカードを増やす」ではなく「使うカードを減らして、そこに集約する」。これが重要です。
集約するカードの選び方【還元率の見方と、決め方の3ステップ】
では、どこに集約するか。ここで還元率の数字を見てみましょう。まず、還元率には2種類あることを押さえておきます。
基本還元率と、特定店舗の上乗せは別物
| 種類 | 内容 | 効き方 |
|---|---|---|
| 基本還元率 | どこで使っても付く還元率。0.5%か1.0%が多い | 生活費の大半にかかるので、金額へのインパクトが大きい |
| 特定店舗の上乗せ | 対象のコンビニ・飲食店・自社サービスなどで上乗せされる分 | 対象の店をよく使う人には大きいが、使わない人にはゼロ |
広告で目立つのは「最大7%」といった、特定店舗の上乗せまで含んだ数字のほうです。ただ、生活費のうちコンビニで使う割合はそこまで大きくないという家庭が多いのではないでしょうか。食費・日用品・水道光熱費・通信費・保険料といった金額の大きい支出は、たいてい基本還元率のほうで決まります。
つまり、還元率どうしを比べるときは「基本還元率」が先で、「特定店舗の上乗せ」は後です。
そのうえで、実際にどのカードへ寄せるかは、次の3ステップで考えると早く決まります。
決め方は3ステップ
| 確認すること | 考え方 | |
|---|---|---|
| ① 普段使うサービス | よく使うネット通販/よく行くスーパー/使っているコード決済/証券口座は、それぞれどこか | ここが決まれば、寄せ先はほぼ決まる |
| ② ポイントの使い道 | 貯めたポイントを、自分が普段使う場所で消化できるか | 使い道のないポイントは、貯めても意味がない |
| ③ 還元率 | まず基本還元率(0.5%か1.0%か)、次に自分がよく行く店が上乗せの対象かどうか | 最後に数字で比べる |
①と②が合っていないカードは、ポイントが貯まっても使えません。貯まった数字を眺めるだけになって、結局は失効します。逆に①と②が合っていれば、基本還元率0.5%のカードでも、特定店舗の上乗せで十分に取り返せることがあります。
よく利用するお店がある人はそれを軸に考えるといいと思います
おすすめの節約クレカ4選
ここからは、集約先の候補として4枚を紹介します。いずれも年会費無料で、それぞれ違う経済圏(1つの会社のサービスをまとめて使い、ポイントを1か所に集める仕組み)の中心になるカードです。
なお、以下の内容は2026年9月時点のものです。還元率や特典は変更されることがあるので、申し込む前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
① 楽天カード|楽天のサービスを使うならこれ
年会費は永年無料。基本還元率は100円につき1ポイントで1.0%です。国際ブランドはVisa・Mastercard・JCB・American Expressから選べます。
強みは、楽天市場での上乗せです。楽天市場では「◯倍」という表現が使われますが、1倍=1%と考えてください。カード特典分などが加算され、条件を満たすと楽天市場での還元が最大4倍(=4%)になります。楽天ペイと組み合わせた場合は最大1.5%還元です。楽天モバイル・楽天銀行・楽天証券とあわせて使うほど、楽天ポイントが1か所に集まっていく設計です。
楽天証券でのクレカ積立にも対応していて、積み立てる投資信託によって0.5%または1.0%の楽天ポイントが付きます。
貯まった楽天ポイントは楽天市場での買い物はもちろん、楽天ペイを通じて街のお店の支払いにも使えるので、使い道に困りにくいのも大きな利点だと思います。
- 向いている人:楽天市場をよく使う/楽天モバイル・楽天銀行・楽天証券のどれかを使っている
- 注意点:ETCカードは年会費550円(税込)がかかる。楽天市場の「最大4倍」は条件を満たした場合の数字なので、常に4倍になるわけではない
楽天カードの公式サイトを見る(PR)
② 三井住友カード(NL)|コンビニ・飲食店とSBI証券に強い
年会費は永年無料。基本還元率は200円につき1ポイントで0.5%です。貯まるのはVポイント。
このカードの特徴は、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を使うと7%還元になる点です。対象店舗は次のとおりです。
| 区分 | 対象店舗 |
|---|---|
| コンビニ | セブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、セイコーマート、ポプラ |
| 飲食店 | マクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、フレッシュネスバーガー、ドトールコーヒーショップ、吉野家、すき家、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、ジョナサン、夢庵、しゃぶ葉、ココス、はま寿司、かっぱ寿司 |
普段使う店がこの中にあるかどうかが、そのまま判断材料になります。
もうひとつはSBI証券との相性です。SBI証券で投資信託をクレカ積立すると、一般カードで0.5%のVポイントが貯まります。投資をしながらポイントも受け取れる形になります。
貯まったVポイントは1ポイント=1円として、カードの支払い額に充当したり、VポイントPayアプリにチャージしてVisa加盟店での買い物に使ったり、SBI証券で投資信託を買ったりできます。
- 向いている人:コンビニ・チェーン飲食店の利用が多い/SBI証券で積立投資をしている(したい)
- 注意点:基本還元率は0.5%と高くない。7%還元は「スマホのタッチ決済」が条件で、カードを差し込む決済・カード現物のタッチ決済・iDは対象外。対象店舗を普段使わない人は、恩恵が小さい
なお、三井住友銀行の口座とセットになった「Olive」という選択肢もありますが、銀行口座を新しく作りたくない人はカード単体のNLで十分だと思います。この2つの違いは別記事で比較しています。→銀行口座・クレカの使い分け
③ PayPayカード|PayPayをよく使うなら
年会費は永年無料。PayPayステップの基本付与率は1.0%です。さらに、月30回以上かつ10万円以上の支払いという条件を達成すると0.5%が上乗せされ、最大1.5%になります。
貯まるのはPayPayポイントで、そのままPayPayの支払いに充当できます。コード決済としてのPayPayをすでに日常的に使っている人なら、貯めたポイントが自然に消化されていくのが強みです。
- 向いている人:普段の支払いがPayPay中心/Yahoo!ショッピングをよく使う
- 注意点:最大1.5%にするには「月30回以上かつ10万円以上」という回数と金額の両方の条件がある。条件を意識して支払い回数を増やすようになると本末転倒なので、基本の1.0%で十分と考えたほうがいい
④ イオンカードセレクト|イオンで買い物する家庭なら
年会費は永年無料。基本は200円につき1 WAON POINTで0.5%ですが、イオングループの対象店舗ではいつでも2倍(1.0%)になります。
わかりやすいのは毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」で、買い物代金が5%OFFになります。ポイントのように失効する心配がなく、その場で支払額が減ります。
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカード・クレジットカード・電子マネーWAONが1枚にまとまっているタイプです。WAONへのオートチャージで200円につき1ポイント、WAONで支払ってさらに200円につき1ポイント(イオングループの対象店舗なら2ポイント)と、ポイントの二重取りができます。
貯まったWAON POINTは1ポイント=1円として、イオンなどの対象店舗でそのまま支払いに使えるほか、電子マネーWAONにチャージして使うこともできます。
- 向いている人:食料品や日用品の買い物がイオン中心/イオン銀行を使っている(使ってもいい)
- 注意点:基本還元率は0.5%で、イオン系列から外れると強みが薄い。セレクトはイオン銀行の口座が必要(口座を増やしたくない人は、口座不要のイオンカードもある)
イオンカードセレクト公式サイトを見る
ちなみに、私が実際に使っているのは①楽天カードと②三井住友カード(Olive)の2枚です。
「1枚にまとめると言っておいて2枚じゃないか」と思われるかもしれません。これは家計用とおこづかい用で財布ごと分けているからで、ポイントの集約先が2つあるわけではありません。家計の支払いはすべて楽天カード1枚に集約しています。夫婦で、あるいは自分のおこづかいだけ役割を分けたいという場合を除けば、1枚で十分です。
4枚を並べて比べる
ここまでの内容を1つの表にまとめます。
| 楽天カード | 三井住友カード(NL) | PayPayカード | イオンカードセレクト | |
|---|---|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
| 基本還元率 | 1.0% | 0.5% | 1.0% | 0.5% |
| 上乗せが効く場面 | 楽天市場(最大4倍=4%)/楽天ペイ(最大1.5%) | 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済7% | 条件達成で+0.5%(最大1.5%) | イオングループは2倍/20日・30日は5%OFF |
| 貯まるポイント | 楽天ポイント | Vポイント | PayPayポイント | WAON POINT |
| 投資との連携 | 楽天証券でクレカ積立(0.5%または1.0%) | SBI証券でクレカ積立(一般カード0.5%) | - | - |
| こんな人に | 楽天のサービスを使っている人 | コンビニ利用が多い人/SBI証券を使う人 | 支払いがPayPay中心の人 | 買い物がイオン中心の人 |
※上記は2026年9月時点の内容です。
迷ったら、この順番で絞る
自分がどれかを決めるには、次の順で考えるのが早いです。
| 当てはまるもの | 選ぶカード |
|---|---|
| 食料品・日用品の買い物がイオン中心 | ④ イオンカードセレクト |
| お店の支払いがPayPay中心/Yahoo!ショッピングをよく使う | ③ PayPayカード |
| コンビニ・チェーン飲食店の利用が多い/SBI証券で積立をしている | ② 三井住友カード(NL) |
| 上のどれでもない/楽天市場をよく使う | ① 楽天カード |
基本還元率だけで見るなら
どこで使っても1.0%が付くのは、楽天カードとPayPayカードです。「特定の店を意識せずに、とにかく何にでも使いたい」という人は、この2枚のどちらかが素直な選択になります。
2枚で迷ったら、「ネット通販は楽天市場かYahoo!ショッピングか」「お店の支払いは楽天ペイかPayPayか」で決めてください。どちらも使っていないなら、貯めたポイントを投資にも回せる楽天カードのほうが使い道は広いです。
生活の型がはっきりしているなら
一方、買い物の場所が決まっている人は、基本0.5%でも逆転します。イオンで食料品をまとめ買いしている家庭なら、イオングループ2倍と20日・30日の5%OFFのほうが効きます。コンビニやチェーン店の利用が多い人なら、三井住友カード(NL)の7%が効いてきます。
還元率の数字と、自分がよく使う場所。この2つを合わせて見るのが大事です。
投資まで考えるなら
積立投資をしている人、これから始めたい人は、クレカ積立の対応も判断材料になります。楽天カードは楽天証券、三井住友カード(NL)はSBI証券に対応しています。証券口座をどこにするかとセットで考えると、ポイントの寄せ先も自然に決まります。
証券会社ごとの違いはこちらで比較しています。→証券口座の選び方 5社比較
銀行・証券・カードの組み合わせで選びたい方はこちら。→ゼロから家計管理を始めるならこの組み合わせ
この中の1つを選んで、支払いを寄せる
カードが決まったら、実際に寄せていきます。一度に全部やろうとすると手が止まるので、順番を決めて進めるのがコツです。
Step 1:メインの1枚を決める
さきほどの3ステップで決めます。
Step 2:持っていなければ申し込む
新しく作る場合は、審査があり、カードが手元に届くまで1〜2週間ほどかかります。届いてから次のステップに進んでください。
Step 3:固定費の引き落としを移す
ここがいちばん効果が大きい部分です。毎月必ず出ていくお金なので金額が大きく、しかも一度変えれば自動で続きます。手間に対する効果が最も高い作業です。
固定費そのものを見直したい方はこちら。→固定費の見直し方
サブスクの整理についてはこちら。→サブスクとこども2人の習い事 全公開
Step 4:スマホ決済を紐づける
楽天ペイ・PayPay・WAONなど、普段使っているコード決済や電子マネーの支払い元を、メインカードに設定します。ここまでで日常の支払いはほぼ寄せ終わります。
Step 5:家計簿アプリの連携を整理する
最後に、家計簿アプリの連携先を見直します。使わなくなったカードの連携を外して、メインカードに絞ります。ここまでやると、支出の全体像が1つの画面で見えるようになります。
全部を一度に移さなくて大丈夫です。まずはサブスクを1つ移すところからで十分です。
実際どれくらい貯まるのか
では、具体的にいくらになるのか。仮の金額で計算してみます。
ここでは、カードで払える生活費を月10万円・15万円・20万円と置いて並べてみます。
| カード決済額(月) | 還元率0.5% | 還元率1.0% | 還元率1.5% |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 年6,000円相当 | 年12,000円相当 | 年18,000円相当 |
| 15万円 | 年9,000円相当 | 年18,000円相当 | 年27,000円相当 |
| 20万円 | 年12,000円相当 | 年24,000円相当 | 年36,000円相当 |
- ポイントを増やしたくて支出そのものが増えたら、完全に本末転倒です
- 「◯円以上で還元率アップ」「月◯回以上の利用で上乗せ」といった条件は、追いかけないほうが家計は健全に保てます
- 節約の効果が大きいのは、あくまで固定費の見直しのほうです。ポイントはその次
一度設定すれば、あとは何もしなくても毎年続きます。しかも手間がかかるのは最初の1回だけ。派手ではありませんが、こういう「放っておいても効く」ものから手をつけるのが、家計管理のコツだと思います。
使わなくなったカードの片付け方
1枚に寄せたら、残ったカードは以下を確認したうえで解約してしまいましょう。
- ① 引き落としが残っていないか:公共料金・サブスク・保険料などが古いカードのままだと、支払いが止まって滞納扱いになることがあります
- ② ポイントは基本的に失効する:解約すると貯まっていたポイントは使えなくなります。先に使い切ってから解約する
- ③ 年会費の発生日:年会費がかかるカードは、次の年会費が請求される前に解約する。「初年度無料」「年1回の利用で翌年無料」といった条件つきのカードは、条件を外れた年から急に年会費が発生します
- ④ ETCカード・家族カード:本カードを解約すると、付帯しているETCカードや家族カードも同時に使えなくなります
使わないクレカはそのままにしてしまいがちですが、明細を見なくなるので不正利用にも気づけません。持ち物は整理してシンプルにするのが良いので、使わないものはこのタイミングで解約してしまいましょう。
まとめ
ポイントが貯まらない原因は、還元率の低さよりも、カードが分かれていることにあります。
- ポイントは分散すると、失効・端数・使い道のバラつきで目減りする
- 選ぶ順番は「普段使うサービス → ポイントの使い道 → 還元率」
- おすすめは、楽天カード/三井住友カード(NL)/PayPayカード/イオンカードセレクトの4枚。この中から1つを選ぶ
- まずサブスクを1つ、次に通信費や電気・ガスの引き落としを移す
- 残ったカードは、引き落とし・ポイント・年会費・ETCの4点を確認したうえで解約する
4枚全部を持つ必要はありません。自分の生活に合う1枚を決めて、そこに寄せる。それがいちばん効率のいいポイントの貯め方だと思います。
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